MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
メイエー家の「アルザス エデルツヴィッカー 白」の規格が変更となります。

- 商品名:アルザス エデルツヴィッカー 白
- 商品番号:29013
- 規格変更:ラベル
- 切替時期:間もなく切り替わります
マヴィ株式会社
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
メイエー家の「アルザス エデルツヴィッカー 白」の規格が変更となります。

マヴィ株式会社
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
現在、3Lワインの欠品商品が増えており誠に申し訳ございません。
*次回入荷は7月下旬の見込みです。
戦争の影響でヨーロッパでは資材不足のため製造が不安定となっており、また中東情勢悪化の影響を受けて船のルートが喜望峰経由となっています。
資材費は高騰が止まらず、現地のオーガニックワイン生産者がこれからの生き残りをかけて、ラインナップの見直しをしており、特に3Lワインは採算が悪いため、製造終了を検討している生産者がここ最近増えております。
つい先日、タリ家の畑と醸造所を引き継いだ新生産者のレヴォルさんから、3Lワインの製造終了を決めたとの連絡が入りました。
スペイン・バレンシア州のコティーノ家でも製造終了するとの連絡を受けましたが、話し合いの結果、詰めを年間1回に集約して製造ロットを増やすということで、なんとか継続製造していただけることとなりました。
ヨーロッパではボトル入りワインの人気が高いため、3Lワインの市場は主に日本とアメリカとなっており、皆さまのご支援なしでは継続が難しい商品となっております。
BIB3Lにはボトル換算で4本分も入っており、ゴミも少ないお得な商品ですので、今後ともぜひお客様にお勧めいただければと存じます。
このたびは欠品や商品入れ替えでご迷惑をお掛けいたし、誠に申し訳ございませんが、ご理解ご協力のほど、何卒宜しくお願い申し上げます。
マヴィ株式会社
| 商品番号 | 商品名 | 在庫状況 | 入荷予定 |
|---|---|---|---|
| 25015 | ヴァ―ル ロゼ BIB3L | 〇 | 2024年7月 |
| 25018 | ヴァ―ル 赤 BIB3L | × | 2024年7月 |
| 53010 | シャルドネ BIB3L(テッラムーザ) | × | 2024年7月 |
| 53011 | ピノビアンコ BIB3L(テッラムーザ) | × | 2024年7月 |
| 53012 | レフォスコ ダル ペドゥンコロロッソ BIB3L 赤 | × | 2024年7月 |
| 53013 | メルロー BIB3L 赤(テッラムーザ) | △ | 2024年7月 |
| 60002 | ガスコーニュ キャトル セパージュ 白 BIB3L | × | 2024年7月 |
| 60006 | ガスコーニュ ロゼ BIB3L | △ | 2024年7月 |
| 60009 | ガスコーニュ ベトゥラン BIB3L 赤 | × | 2024年7月 |
| 71012 | ブレス 白 BIB3L | × | 2024年7月 |
| 71013 | ブレス ロブレ 赤 BIB3L | × | 2024年7月 |
| 73007 | メルロー 赤 箱入3L | × | 終売 |
(2024年7月4日現在の在庫状況)
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
ディヴァルト家より1Lワイン生産の終了を決心したとの連絡が入りました。
生産終了の理由は、長引くウクライナ戦争の影響で瓶やラベルなど資材高騰して採算が悪化していることと、生産ラインの750mlボトル1本化によるコスト削減で、残念ながら現在日本にある在庫で終売となります。
1L規格の他のワインがございませんので、代替商品といたしまして味わいが近いタイプのワインと、コスト重視のワインをご案内いたします。
ぜひこれらの商品のお取り扱いをご検討くださいますよう、お願い申し上げます。
今までご販売いただいた皆さまには大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解のほど何卒宜しくお願い申し上げます。
| 商品番号 | 商品名 | 残数 | 終売予測 |
| 51004 | LWグリューナー フェルトリーナー 1L 白 | 0本 | |
| 51005 | LWツヴァイゲルト&ポルトゥギーザー 1L 赤 | 0本 | |
| 51006 | LWツヴァイゲルト 1L ロゼ | 28本 | 7月中~下旬 |

51001グリューナー フェルトリーナー 白/希望小売価格¥2,950(税別)

71012ブレス 白 BIB3L/希望小売価格¥6,900(税別)

71002ブレス 白/希望小売価格¥1,900(税別)

51003ツヴァイゲルト 赤/希望小売価格¥2,950(税別)

53012レフォスコ ダル ペドゥンコロロッソ BIB3L/希望小売価格¥7,200(税別)

71001ブレス 赤/希望小売価格¥1,900(税別)

60005ガスコーニュ ロゼ/希望小売価格¥2,400(税別)

60006ガスコーニュ ロゼ BIB3L/希望小売価格¥7,400(税別)
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
品質保持のため、下記出荷分より全量クール便にて発送をさせていただきます。
急に暖かくなり、直前のご案内となってしまい誠に申し訳ございません。
ご理解のほど何卒宜しくお願いいたします。
マヴィ株式会社
MAVIE特約店各位
貴店ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
2024年のゴールデンウィーク中の出荷スケジュールを以下にご案内いたします。

受注締め切り:4月26日(金)正午まで
⇒出荷日:4月26日(金)
4月30日(火)、5月1日(水)、5月2日(木)は通常営業いたします。
⇒正午までのご発注を同日出荷いたします。
受注期間:5月2日(木)午後から5月7日(火)正午まで
⇒出荷日:5月7日(火)
ご理解ご協力のほど何卒宜しくお願いいたします。
マヴィ株式会社

MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
ドイツ・フランケン地方のオーガニックワイン生産者シュトリッツィンガー家より樽熟タイプの赤ワインが届きました。
今回入荷した「レゲント 樽熟 赤」は樽までドイツ産にこだわった、ミディアムボディの赤ワインです。2022年インターナショナルオーガニックワインアワードで銀賞を受賞しました。
使用品種のレゲントは1996年に栽培が認可された新交配品種で、特定のカビ菌に耐性があるため、化学肥料や農薬を使わないオーガニック栽培に向く品種です。

ドイツ産の樽を使って熟成させており、穏やかな樽の香りとしなやかなボディで大変飲みやすい仕上がりです。
ハムのグリルやかぼちゃのグラタンなどの洋食は勿論のこと、モツ煮込みやキノコのホイル蒸しなどの和食まで幅広いお料理と一緒にお楽しみいただけます。
ぜひお客様にご案内ください。


フランクフルトから車で2時間ほどのロマンチック街道で有名なドイツ南部のフランケン地方・クリンゲンベルグ村にあります。前当主のヴィリが村のワイナリーで働き始め、翌年1972年に小さな畑を買ってワイン造りを始めました。元々環境問題に敏感だった為1990年に転換しました。
*ヴィリはドイツ最古で最大のビオ生産者団体でのアドバイザーも務めたパイオニアです。
畑はマイン川を見下ろす急斜面にありテラス式になっています。日当たりも良く春もすぐに暖かくなる畑ですが、1区画ごとに階段を上り小さな道具だけを使う重労働です。一部ビオディナミの要素を取り入れ、ストレスや病気に強く質の良いぶどうに仕上げています。
収穫したぶどうをポンプを使わずにグラビティ―フリーでタンクに入れたり、酵母を使用しないなど、こだわったワイン造りをしています。現在は娘のアニアが中心となってワイナリーを運営しています。

タイプ:中軽口(ミディアムライトボディ)
生産国:ドイツ(フランケン地方)
生産者:シュトゥリッリィンガー家
格付:Landwein
内容量:750ml
JANコード:4571114857805
品種:レゲント
*2022年インターナショナルオーガニックアワードで銀賞受賞
【樽までドイツ産にこだわった赤ワイン】
1996年に栽培が認可された比較的新しい交配品種「レゲント」を使用したミディアムタイプの赤ワインです。
*レゲントは特定のカビ菌に耐性があるため、化学肥料や農薬を使わないオーガニック栽培に向く品種です。
ベリー系果実の香りに、チェリーリキュールや甘草などのニュアンスがあり、フルーティですが、複雑味もある香りです。
口当たりはドライで、チェリーやクランベリーなどの赤い果実を思わせる酸味が感じられます。
タンニンはかなり抑えられており、軽やかな仕上がりです。
控えめな樽香が、余韻を優しく支えます。
熟成時に使用する樽までドイツ産にこだわった、希少な赤ワインです。
*現行ヴィンテージ2018年
*お勧めの温度帯:16℃~18℃
<おすすめのお料理>
ハムのグリル、かぼちゃのクリームグラタン、きのこのホイル蒸し、ポテトコロッケ、イェーガーシュニッツェル
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
フランス・ロワール地方 ショバン家「アンジュー フォンテーヌ デ ボワ 白」の規格が変更となります。

*新ロットはヴィンテージ2022年となります。
タイプ:中口(ミディアムボディ)
生産国:フランス(ブルゴーニュ地方)
生産者:シャペル家
格付:AOC SANTENAY 1er Cru BEAUREPAIRE
内容量:750ml
JANコード:4571114856976
品種:ピノノワール
薔薇やスミレに様々な果実香が溶け合い調和。
奥からカカオやロースト、スパイスが立ち昇り、果実香も熟したニュアンスに変化していく。
香り、味わいともに艶やかでエレガント。
鮮やかな酸味が美しく余韻まで続く。
<おすすめのお料理>
ジビエ料理、牛ステーキなど
2006年について
<天候>
7月の暑さは2003年の記録的な猛暑を予感させたが、8月に入って急に気温が下がり、雨が多く湿度が上がるなど難しい状況が続いた。幸いにも9月の第2週から天候が回復した。
<収穫>
収穫は9月21日にサントネー プルミエクリュの区画から始まり、10日間続いた晴天と北風に恵まれた。その結果、高い糖度と非常に良い酸を持つすばらしいヴィンテージとなった。
<テイスティングノート>
フルーティでしなやか、肉付きがよく、若いうちから飲む喜びを与えてくれる。2005年ヴィンテージのような複雑さはないが、ピノ・ノワールは素晴らしい驚きを与えてくれる。
<地図でみるブルゴーニュワインからの「2006年」紹介文抜粋>
まさに「うっとり」という表現がぴったりのヴィンテージ。平年とはかなり違った難しい天候の年で、収穫量が極めて少なかったものの、仕上がった貴重なワインの出来は素晴らしいものになった。/出典:地図でみるブルゴーニュ・ワイン(早川書房)
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
シャペル家の来日に合わせまして、特別な商品を少量分けていただきました。
もともとの生産量が大変少なく、今まで取り扱ったことのない1級畑「BEAU REPAIRE(ボールペール)」の赤ワインです。

現当主のジャン=フランソワ シャペル氏
1893年にサントネ―とシャサーニュの畑を取得。当初より生産地認証やその土地特有の重要性を説き、1923年には自家での瓶詰を開始しました。その後甥のフィリップ・シャペルがサントネ―の1級畑などを取得し、徐々に畑を広げていきました。後を継いだ息子のロジェ・シャペルがアロース・コルトン、ムルソー、ラドワの畑を取得し、1960年以降は全てのワインを自家で瓶詰できるようになりました。1988年に現当主のフランソワとイヴェットが経営に携わり、2009年にポマールにも畑を取得。1994年からは除草剤の使用をやめ、2003年の時点で完全にオーガニックでしたが、2006年に認証を取得しました。息子のシモンが2015年からドメーヌに参加し、2017年に共同経営者に加わりました。父フランソワの後を引き継ぐ準備をしています。

ぶどうを選別する様子
現当主のフランソワは自分の代になり、農薬や化学肥料を使用した慣行農業で栽培していても解決できない様々なことが起きているのを目の当たりにしました。
知らない害虫が殺虫剤を使う前と同じくらい繁殖したり、除草剤を使用しても耐性がついた枯れない雑草が出現したり、出来上がったワインの酸度が下がったり・・・。
様々な解決方法を調べていたところ、土壌の重要性に気がつきました。
その結果、その土地の特徴を十分にワインに反映させるためには、様々な生命の営みを尊重することが必要という結論に至り、オーガニック農業への転換を決意しました。
化学物質の使用をやめてから、誰が飲んでも違いが分かるくらいに味わいに変化が出たことを実感できました。ぶどうがいつもちゃんと熟すようになり、畑ごとの違いもはっきりと出るようになりました。品質においても、天候が悪い年と良い年の差がどんどんなくなってきているように感じています。
その反面、収量については悪い年はかなり減ってしまっているそうです。特に2012年はかつてない悪天候に見舞われて収穫量が80%も減り、50樽できるところが3樽しかできなかったとのこと。
「オーガニックをやめようと思わなかったか?」と尋ねたところ、「今までオーガニックでやってきたことを捨てることはできなかったし、家族みんなで続ける決断をした。」とのこと。
毎年変化する厳しい気候の中でも、最高品質のブルゴーニュワインを造ることに心血を注いでいます。

サントネ― プルミエクリュの畑(畑の入口には鎖がかけられています)
ワインラバーなら知らない人はいない、フランスの銘醸地『ブルゴーニュ地方』。フランス東部に位置し、北のシャブリから南のボージュまで、250kmに渡りぶどう畑が広がります。
シャペル家は世界中のワイン愛好家が絶賛する、優れた赤ワインと上品で繊細な白ワインが産出されるコート・ド・ボーヌに複数の畑を持っています。
Bourgogne(ブルゴーニュ)

シャペル家収穫風景(ピノノワール)
黒ぶどう品種のピノノワール、白ぶどう品種のシャルドネとアリゴテを栽培しています。ブレンドはせずに単一品種(モノセパージュ)で醸造します。

Santenay 1er Cru BEAU REPAIREの畑
畑名「ボールペール」は、フランス語でBEAU(ボー)=美しい、REPAIRE(ルペール)=(野獣などの)隠れ場やすみか、という意味です。
フランソワさん曰く、サントネーで最も美しい隠れ場的な存在なので、このような名前が付いたとのこと。
村を眺められる高台にあり、太陽の光がたっぷりと当たる理想的な傾斜地で、小石が沢山混じる養分を蓄えた1級畑です。
今回分けていただいたヴィンテージ2006年は、シャペル家が正式にオーガニック認証を取得したメモリアルイヤーとなります。ボールペールの生産量はとても少なく、繊細でエレガントな仕上がりが特徴です。18年の熟成を経た味わいをぜひお楽しみください。

7月の暑さは2003年の記録的な猛暑を予感させたが、8月に入って急に気温が下がり、雨が多く湿度が上がるなど難しい状況が続いた。幸いにも9月の第2週から天候が回復した。
収穫は9月21日にサントネー プルミエクリュの区画から始まり、10日間続いた晴天と北風に恵まれた。その結果、高い糖度と非常に良い酸を持つすばらしいヴィンテージとなった。
フルーティでしなやか、肉付きがよく、若いうちから飲む喜びを与えてくれる。2005年ヴィンテージのような複雑さはないが、ピノ・ノワールは素晴らしい驚きを与えてくれる。
まさに「うっとり」という表現がぴったりのヴィンテージ。平年とはかなり違った難しい天候の年で、収穫量が極めて少なかったものの、仕上がった貴重なワインの出来は素晴らしいものになった。
出典:地図でみるブルゴーニュ・ワイン(早川書房)
MAVIE特約店各位
シャペル家のヴィンテージごとの特徴を下記にご案内いたします。
お客様へお勧めする際にご参考にしていただければ幸いです。
| 商品番号 | 商品名 | 現行ヴィンテージ |
|---|---|---|
| 62000 | ブルゴーニュ 赤(ドメーヌ シャペル) | 2021 |
| 62100 | サントネ― 赤(ドメーヌ シャペル) | 2019 |
| 62200 | サントネ― プルミエクリュ ラ コム 赤 | 2017 |
| 62400 | シャサーニュ モンラッシェ プルミエクリュ モルジョー 赤 | 2019 |
| 62800 | アロース コルトン プルミエクリュ レ プティット ロリエール 赤 | 2020 |
| 62900 | ラドワ レヴリ 赤 | 2021 |
| 63000 | ブルゴーニュ シャルドネ(ドメーヌ シャペル) | 2020→2022 |
| 63001 | ブルゴーニュ アリゴテ(ドメーヌ シャペル) | 2020 |
| 63100 | サントネ― 白 | 2022 |
| 63400 | シャサーニュ モンラッシェ プルミエクリュ モルジョー 白 | 2021→2022 |
| 63500 | ムルソー レ マルポワリエ 白 | 2021→2022 |
平年と比べて早い、4月に初芽が出始めた。ここ数年間不作が続いたため、私達は自然の恵みを期待していた。4月27日から29日にかけて、2~3区画で霜の被害があり、葉や若い株が少し被害を被ったが、それ以上は何もなかった。
6月最初の3週間は熱波の時期に入り、午後の日差しで畑の気温は45℃に達した。7月下旬の15日間は、この季節にしてはどんよりとした時には涼しい気候で、生育のリズムも少し遅れていた。8月はかなり乾燥した状態が続き、少量の雨にも関わらず房が育ち、果粒の重さは平均以上となった。
ほとんどの畑では、完熟までに時間がかかり、収穫は9月上旬となった。私たちのぶどう畑はどこも状態が良く整っていた。
9月2日から収穫を開始。9月4日から12日間(9月14日の雷雨を除く)、変わりやすい天候の中30人ほどのメンバーで行った。
ワイナリーに運ばれたぶどうは理想的な天候に恵まれたお蔭で、とても良い状態であった。ここ数年間は収量が減っていたが、2017年は桶をいっぱいにすることができた。
ピノノワールは厚い果皮と豊かなボディを蓄え、(*)ピジャージュにより、非常に良い抽出をすることが出来た。色は強く、タンニンはこなれてきて、果実味に満ちています。
(*)ピジャージュ:発酵中に櫂(長い棒のようなもの)で上部に浮いた果帽を液体に混ぜること。
6月前半の2週間は雨が多く、後半は天気が回復して良い状態で畑の作業を行うことができた。予定よりも2週間早く、6月上旬に芽かきを終えた。
7月中旬に雹の嵐がコート・ド・ニュイを襲った。少し雨が足りなかったせいか、サントネーやシャサーニュ・モンラッシェでは色づきが遅くなった。区画によってぶどうの実の生育に差が出て、収穫時期を予測することが難しかった。
8月第1週は記録的な暑さとなり、第2週からは平年並みの気温に戻った。気温は下がったものの、雨不足が続いた。
8月29日から12日間かけて(9月6日の暴風雨を除いて)25名のメンバーで収穫を行い、9月9日に全て終了した。太陽の光をたっぷりと浴びた、理想的な熟し具合の糖度が高いぶどうを収穫することができた。
素晴らしい状態のぶどうから、グランヴァン(良年の特に優れたワイン)を造るために私達は全力を注いだ。白ワインは量・質ともに非常に優れており、赤ワインも大変満足な仕上がりとなった。
4月5日と14日の霜の影響を受け、シャサーニュとラドワ、ピュリニーの下手にあるブルゴーニュ赤の区画で最低気温-3℃~-4℃を記録した。ところが4月末には最高気温25℃という暖かさを記録、一気にぶどうの樹が育って状況は完全に変化した。ただ同区画内の同じ樹でも、生育状態に差が出る現象が見られ、これが2019年の特徴ともいえる「不均さ」の基となった。
6月初旬にクロ・デ・コルニエールの畑で開花が始まったが、満開となる6月中旬に寒さが戻ってきた。そして7月になると、高温で風が強い状況が続き、雨不足となった。40℃という極端な気温と乾燥した状態が相まって、ぶどうにはやけどのような被害が発生した。7月最後の週末に雨が降ったが、ラドワで73mm、サントネーでわずか6mmと大きな差があった。
8月から9月初旬にかけての猛暑により、雨不足が続いてぶどうの樹にストレスがかかったが、ぶどうの生育は続いた。そこでぶどうの熟し具合に合わせて、収穫時期を早めることにした。
9月11日に開始、サントネーから、シャサーニュ・モンラッシェ、ムルソー、ポマール、アロース・コルトンまでの順で、16ヘクタールの畑を25~27名のチームが炎天下の中10日間かけて収穫した。
2018年同様、理想的な成熟具合の糖度が高いぶどうを収穫することができた。醸造時に発酵と醸しのスピードをコントロールすることで、抽出を最大にしつつも過剰にならないように気を付けた。
これまでで最も暑かった2003年に比べると2019年は猛暑日が少なかったため、ぶどうは酸を保ちつつ、赤・白ともに長期保存型のワインを期待することができた。
唯一の欠点は、量が本当に少ないこと。素晴らしい2019年ヴィンテージは限られた人にしか届かないだろう。
前年秋から暖冬が続き、2月末にはすでにぶどうの生育が活性化する兆しが見られた。そして3月も暖かく、このヴィンテージは比較的早熟であることが決定的になった。
4月中旬には6月並みの最高気温と日照量により、季節外れともいえる生育が確認された。ボールペール地区のピノノワールは5~6枚の葉を広げており、シャルドネの生育は少し遅れていたが、予定より3週間も早く、芽かきを開始した。コロナウイルスの制約がある中でのチーム構成は簡単ではなかった。
2020年は今までに経験したことのないような「早生の年」と言えるだろう。
農林水産省の通知を参照すると、これほどの早さは80年間で6回しか指摘されていない。(2011、2007、1997、1981、1974、1961)
5月19日にピュリニー地区でピノノワールの開花が確認された。
6月前半の気温の低下により、特にシャルドネで花ぶるいの現象が見られた。
気温の上昇とともに、7月上旬に最初の結実を確認した。ただ7月中旬に雨不足による色づきの遅れや、8月上旬は一部で日焼けの発生が確認された。
収穫時期に関しては、8月15日始めるべきという意見もあれば、8月25日から27日まで待つべきという意見もあり、異なる見解で議論が進んだ。
息子のシモンは、収穫の開始を8月19日(水曜日)に設定した。当初は8月25日からと考えていたが、ここ数日の猛暑でピノノワールの生育が非常に早くなっていることから、フレッシュさとエレガンスさを保つためにより早く開始した。特にアロース・コルトンとラドワで発生した実の日焼けを考慮しなければならず、これらの区画では15~20%の収穫を失うことになった。サントネーとシャサーニュ・モンラッシェでは、この現象はあまり見られなかった。
総勢34名の収穫チームが水曜日の朝に集合し、11日間で16.5ヘクタールを終わらせた。今年は猛暑のため作業時間が短くなり、またコロナウイルスの規制がある中、休憩所や食事などの特別な配慮が必要となった。
2020年ヴィンテージは、制約、労働への障害、衛生上の義務など、コロナウイルスのヴィンテージとして確実に歴史に刻まれることだろう。そのような状況で生産されたワインを(*)「Millesime de guerre」と呼ぶ人もいる。
(*)guerre=戦争、和訳:戦争のヴィンテージ
しかし、昨年3月にシモンの娘ディアヌ(Diane)が誕生して以来、再び祖父となった私にとって2020年は永遠に新生と新しい命のヴィンテージとなった。
強い色とニュアンスのある小さな果実のアロマ。最初からたっぷりとした味わいで、熟したタンニンが口中に留まる。フルーティでありながら、力強さも感じられるワイン。
4月6日、7日、8日と霜が降り、いくつかの区画では-7℃を下回り、まるで冬霜のようだった。コロナ感染によるスタッフの不在や退職するメンバーが出てきたりと、人事的な状況は複雑化していた。
このような状況にも関わらず、私たちは5年間休ませていたCORNIERES(コルニエール)の区画に植え付けを始めた。栽培担当はファンとジャン・フランソワで、プロの植え付け職人についていくために、苗の準備と配分を行わなければならなかった。彼らは区画を横断し理想的な天候の中、植え付けを進めた。2日後、小雨が土を固め、苗に水を与えた。全てが完璧だった!
その後、曇りがちでとても涼しい春が続いた。樹の成長はゆるやかだったが、6月になって暑さが戻り爆発的に成長した。
この急速な成長は、私たちのチームを試練へと導いた。
天候の乱れによって、芽かきや(*)パリサージュが難しくなり、ベト病やうどんこ病に対する処置が複雑になった。シモンはそれぞれの処置の前に延々と刈り込み作業に明け暮れたが、病害対策へのプレッシャーは大きなものだった。
(*)パリサージュ:ぶどうの枝をワイヤーに固定する作業
6月中旬に満開となったが、暑さと短い日照時間のせいで、開花の期間はあっという間に終わった。霜の影響で生き残った樹は少ないかもしれないが、少なくとも全て実をつけるだろう!
7月末に22~25℃の気温と高い湿度が相まって、うどんこ病の強いプレッシャーを意識しなければならなかった。房がまだ不均一だったため、いくつかの果実は感染しやすい状態だった。
8月上旬、雨が続いた。
ここ数週間、雨の降らない日はなく、気温は夏としては非常に低い。(日中は17~18℃)
悪天候の中、シモンは畑での作業をやり遂げるために、不屈の精神を持たなければならなかった。
9月18日(土曜日)、明るい陽射しが降り注ぐ中、ベト病(乾燥したぶどうが多い)と腐敗の兆しがあった区画で収穫を始めた。私たちのチームはこのヴィンテージの壊滅的な状態をいち早く理解し、大活躍してくれた。
月曜日の午後、ワイナリーでの大規模な選果作業を見越して、最初の収穫はたった19名で行うことになった。シャサーニュ・モンラッシェ“モルジョー”での収穫は順調で、豊作とまではいかなかったものの、まずまずの出来だった。
湿っぽい始まりだったが、私たちは雨が降らないとても暑い気温の中、11日間の収穫を終えた。
作業は10月2日に終了した。10月の収穫は久しぶりだった。
ピノノワールは全て除梗で仕込んだ。マスト(もろみ)を疲れさせないために、ぶどうは短時間だが定期的なピジャージュと(*)ルモンタージュによって抽出される。
(*)ルモンタージュ:発酵容器の底にたまった液体をポンプを使って上部に戻し入れること。
現在のところ、これらの若いワインは非常にフルーティでフルボディであり、畑や区画によって構造が大きく異なる。
シャルドネは収穫後に速やかに圧搾する。デカンタージュの後、マストはアルコール発酵のための部屋に移されるが、この年の発酵は速かった。
現時点では、これらの若いワインはミネラリーでフレッシュな状態である。
MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
創立26周年記念ワイン「キュヴェマヴィ」のご予約分出荷が完了いたしました。
本日よりMAVIE卸売ポータルからご発注いただけます。

~ほど良い果実感と上品な酸味が心地よい赤~
タリ家の畑を引き継いだレヴォルさんが造る、人気品種のシラーとカベルネソーヴィニヨンをブレンドした赤ワインです。黒や赤の果実にシナモンやシラー由来のスパイスの香り。果実味とタンニン、酸味のバランスが心地よい1本です。

~すっきりとした辛口白ワイン~
タリ家の畑を引き継いだレヴォルさんが造る、コロンバールとルーサンヌをブレンドした白ワインです。すっきりと飲みやすく、ワイン初心者にも親しみやすい香りと味わいで幅広いお料理とお楽しみいただけます。

~泡職人が造る、極上のスパークリング~
今年は地場品種のクレレットを主体に、アリゴテとミュスカをブレンド。繊細な味わいと美しい泡で清々しい飲み口で旨みを伴う余韻も印象的です。オリジナルラベルもさることながら、コストパフォーマンスの高い1本。ぜひ様々なお食事と一緒にお楽しみください。
今年は白ワインの残数が特に少なくなっております。
数量限定商品のため、在庫限りで終売となります。ご必要な方はお早めにご発注ください。
皆さまからのご発注をお待ちしております。
マヴィ株式会社