ボジョレーヴィラージュヌーヴォー2025:コメント発表(2025.11.21)

MAVIE特約店各位

平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

商品担当の塩澤悠によるランポンさんのボジョレーヴィラージュヌーヴォーのテイスティングコメントを下記にご案内いたします。

マヴィ自由が丘店にて飲み比べセットを販売する様子(2025年11月20日)

ランポンさんのボジョレーヴィラージュヌーヴォー2025

<外観>

少し深みのある、きれいなルビー色。

<香り>

それぞれのアロマがはっきりとしており、強度がある。

カシス、チェリー、ブルーベリー、ストロベリーなどの赤や黒系果実の香りに、後からバナナやメロンといったマセラシオン セミ カルボニック製法由来の香りが寄り添う。

ほのかに感じる青々しさやハーバルなニュアンスが、複雑さと個性を引き立てている。

<味わい>

スッキリとした辛口。唾液腺を刺激するような、きれいで力強い酸が印象的。

タンニンはきめ細かく柔らかい。

開けたては、熟した果実を頬張って噛みしめたような、ほのかな甘さすら感じるほど豊かな果実味が前面に出る。

時間の経過とともに果実味は落ち着き、本来の酸やタンニンと調和し、よりバランスの取れた味わいへと変化する。

この「開けたての華やかさから落ち着きへの移ろいの早さ」こそ、ボトルでしか味わえない楽しみといえる。

アロマは口中でも再び広がり、余韻は長く、とても心地よい。

<考察>

シュブラン家のヌーヴォーと比べると、グリーンやハーバルな印象は控えめで、果実味とタンニンがより上品に感じられる。

一方で、開栓後2~3時間で雰囲気が大きく変わるため、今年のボジョレーヴィラージュヌーヴォーは特に“変化を楽しむ一本”と言えるかもしれない。