MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
イタリア・トスカーナ州のマニョーニ家から軽やかな赤ワイン1種と、樽熟タイプの赤ワイン2種が届きました。
軽やかな赤ワイン「ティッテーロ 赤」は、主にイタリア北西部で栽培されているドルチェットに土着品種のフォリアトンダとチリエジョーロをブレンドしたフレッシュ感のあるワインで、年間生産数2,200本と少量限定生産です。
樽熟赤ワイン2種は「キャンティ スペリオーレ 赤」、「キャンティ リゼルヴァ 赤」で、サンジョヴェーゼ単体で造っています。
「キャンティ スペリオーレ 赤」は瓶詰前熟成が18~24カ月で、そのうち6カ月間樽熟成しています。今回入荷した2020年の収穫は9月末で生産量は18,000本です。
「キャンティ リゼルヴァ 赤」は最良ヴィンテージ年のみ製造するワインで、瓶詰前熟成が30~36カ月で15カ月間樽熟成しています。今回入荷した2019年の収穫は10月初で、生産量は10,700本です。
サンジョヴェーゼへの愛
<収穫風景とサンジョヴェーゼ>
生産者のピエトロさんは「サンジョヴェーゼ」に並々ならぬ愛情を持っています。
サンジョヴェーゼはそれだけで正装しているような品種です。
他のぶどう品種は帽子やジャケット、靴のようにワインにアクセントを与えてくれますが、単体では成立しません。あらゆる要素を網羅したこの品種は完璧な品種で、それだけで成立します。
サンジョヴェーゼは色々な亜種があり昔は全部混ぜて醸造していましたが、今は別々に醸造し多様性を重視しています。
サンジョヴェーゼは土壌の違いにも敏感で、畑によって酸やミネラル感などに違いが出やすい品種です。畑の位置が5km離れただけでも味わいが異なるとのこと。また、収穫時期の違いによって異なるスタイルのワインを造ることができるそうです。
収穫時期について
収穫は2回に分けて行います。1回目は9月中旬、2回目は最初の収穫から10~20日後の10月上旬です。
収穫時期を変えることで、同じ畑から2種類のワインを造ることができます。ダブルハーベストはピエトロさんのワイン造りのフィロソフィーのひとつです。
既存商品の「キャンティ 赤」は1回目の収穫で、今回入荷した「キャンティ スペリオーレ 赤」は2回目の収穫、「キャンティ リゼルヴァ 赤」は特に天候に恵まれた年に限り2回目の収穫したぶどうで造ります。
飲み応えのある赤ワインが美味しい季節になってまいりましたので、ぜひお客様にご案内ください。
ティッテーロ 赤
- 商品番号:69004
- タイプ:赤ワイン(中口)
- 生産国:イタリア(トスカーナ州)
- 生産者:マニョーニ家
- 格付:Toscana IGT
- 容量:750ml
- JANコード:8033028370109
- 品種:ドルチェット、フォリアトンダ、チリエジョーロ
- 希望小売価格:¥2,750(税別)/¥3,025(税込)
~土着品種をブレンドしたフレッシュ感のある赤~
フレッシュな赤果実のアロマに、ハーブのニュアンスも。ヴィンテージが2022年と若いため、シンプルでパワフルな香りです。アルコール分が13%あるためしっかりとした骨格で、果実感にほど良いミネラル感が加わりドライな口当たりです。フレッシュでフルーティな赤ワインです。
キャンティ スペリオーレ 赤
- 商品番号:69005
- タイプ:赤ワイン(中重口)
- 生産国:イタリア(トスカーナ州)
- 生産者:マニョーニ家
- 格付:DOCG Chianti Superiore
- 容量:750ml
- JANコード:8033028370079
- 品種:サンジョヴェーゼ
- 希望小売価格:¥3,000(税別)/¥3,300(税込)
~ほど良い樽感と凝縮感のある赤~
カシスやブラックチェリー、ブラックベリーなど黒果実の香りに、ジビエのような野生味やスイートスパイスのニュアンスも。凝縮した果実感と複雑性のある香りから、状態良く熟成が進んでいることが分かります。黒果実の味わいにスパイシー感が加わり、熟成によってタンニンが柔らかく溶け込み優しい口当たりです。まだ少し若い感じがありますが、ほど良い樽感と凝縮感があるワインがお好きな方にお勧めください。
キャンティ リゼルヴァ 赤
- 商品番号:69006
- タイプ:赤ワイン(重口)
- 生産国:イタリア(トスカーナ州)
- 生産者:マニョーニ家
- 格付:DOCG Chianti Riserva
- 容量:750ml
- JANコード:8033028370062
- 品種:サンジョヴェーゼ
- 希望小売価格:¥4,000(税別)/¥4,400(税込)
~凝縮した果実感と複雑な味わいの赤~
凝縮した黒果実のアロマに、樽由来のバニラや甘草、クローブ、砕いた黒胡椒などの幅広いスパイスの香り。芳醇な果実感と十分なタンニンに程良い酸味が混ざり合い、とても綺麗なバランスです。余韻もとても長く、ボルドーなどのグランヴァンに匹敵する力強さがありながら、上品さも兼ね備えた逸品です。
マニョーニ家
大都市フィレンツェと世界遺産シエナの中間にあるヴィコ デルサにあります。この地区の典型的な地質構成である白と灰色の粘土質が重なった地質と、古代には海の底であったことに由来する赤みがかった黄砂岩の帯からなる多重構造になっています。粘土質が主の土壌で育ったぶどうからは、ワインに複雑さやしっかりとした骨格がもたらされ、砂岩が主の土壌で育ったぶどうからは、軽やかで香り豊かなワインになります。マニョーニ家は1870年にこの土地を購入し、代々受け継がれてきました。2000年に自分のワインをどう示せばよいかを追求した結果、オーガニックに辿り着きました。オーガニック農業を実践することにより、何世紀も前からこの地で働いてきた人々との繋がりを感じ、工業的な製法に依存せず、従業員やお客様ともより良い関係を持つことができると感じています。当主のピエトロが理想とするワインは、エレガントで骨格がしっかりとしていて、重すぎず親しみやすいワインです。