アニマ サナ 微発泡

60011

タイプ:やや辛口(微発泡)
生産国:フランス(南西フランス地方)
生産者:バロー家
格付:IGP Cote de gascogne
内容量:750ml
JANコード:4571114858208
品種:ソーヴィニヨン ブラン、コロンバール、ユニブラン、グロマンサン
残糖:12g/L

~優しい口当たりの微発泡~

フランスの南西地方で使われている代表的な白ワイン用の品種を使用した、微発泡の白ワインです。

綺麗なレモンゴールドの色合いに、少し熟したリンゴや花梨、桃などの白い果実のアロマに、ソーヴィニヨンブラン由来のグリーンのニュアンスが加わります。

口に含むと控えめで穏やかな細かい泡が、舌全体をゆっくりと包み、先に感じたようなリンゴ、花梨、桃などの味わいが優しく口の中で広がります。

非常に飲みやすく、優しい口当たりが心地良い白ワインです。

<生産者からの情報>
「アニマ サナ」はガス注入による白の微発泡ワインです。
白ワイン「レ・キャトル・セパージュ」と同様、4種の白ブドウをブレンドしていますが、こちらはグロマンサンの比率がより高くなっています。
アペリティフやデザートにピッタリのワインで、ガレット デ ロワやクロスタード(南西フランスの伝統菓子)とも良く合います。

シャンパーニュ プルミエクリュ ブランドノワール (ピノノワール)

36011

タイプ:スパークリング(辛口)
生産国:フランス(シャンパーニュ地方)
生産者:ブリアール家
格付:Champagne 1er Cru (AOC)
内容量:750ml
JANコード:4571114858246
品種:ピノノワール
収穫年:2020年
醸造:フードル(木製の大樽)で醸造後、1年間樽で熟成
瓶内熟成:4年間
澱抜日:2025年1月30日

~香りの美しさが詰まったシャンパーニュ~

泡と酸の刺激が心地よく、飲むたびに目が覚めるような魅力が感じられる、ピノノワール100%のシャンパーニュです。

注いだ瞬間に、きめ細かく長く続く繊細な泡がグラスを美しく彩ります。

最初は爽やかなリンゴやレモンなどの清涼感のある香りが際立ち、続いて焼きたてのクッキーやパンのような芳ばしさがふんわりと立ち上がります。

口に含むと繊細で力強い泡が弾け、シャープな酸が舌を引き締めます。

リンゴやレモンのフレッシュな果実感が広がり、中盤から熟成由来の焼き菓子や酵母のニュアンスが顔を出します。

余韻には梅やプラムなどのニュアンスを感じ、ピノノワール由来のコクと舌触りが印象的です。

フィニッシュは酸でしっかりと締めくくられ、後味も鮮やかです。

<おすすめのお料理>
スモークサーモンとクリームチーズのカナッペ、カマンベールチーズのはちみつ焼き、ホタテのレモンバターソテーなど

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<現地からの情報>
現地商品名:Franche Admiration(率直な賞賛)
副題:成し遂げた仕事を味わおう

力強くタンニンを含むこのぶどう品種(ピノノワール)は、そのフレッシュさとエレガンスによって賞賛に値します。
フルーティでペストリーのような香りはオヴィレのテロワールを映し出し、60年以上にわたり守り抜かれてきた信念への深い敬意を表しています。

ブランドフォリー シュナンブラン 白

45009

タイプ:辛口(ドライ)
生産国:フランス(ロワール地方)
生産者:ボアザール家
格付:Vin de France
内容量:750ml
JANコード:4571114858192
品種:シュナンブラン
*無濾過

~やさしい力に満ちた、テロワールを映す個性派シュナン・ブラン~

フランス・ロワール地方の自然派生産者が手がける、ピュアで滋味深いシュナン・ブラン。

数回に分けて丁寧に手摘みされたブドウを使用し、自然酵母で発酵させます。

やわらかで包み込むような口当たりは、卵型タンクによる6ヶ月の熟成のおかげです。

香りはドライアップルや白い花、ミネラルに始まり、時間とともにナッツや藁、スパイスへと展開してゆきます。

乳酸由来のやさしい酸と奥行きが、口中にしっとりと広がります。

ナチュラルワイン愛好家だけでなく、クラシックな白を好む方にもお勧めしたい1本です。

ブランドフォリー ソーヴィニヨンブラン 白

45008

タイプ:辛口(ドライ)
生産国:フランス(ロワール地方)
生産者:ボアザール家
格付:Vin de France
内容量:750ml
JANコード:4571114858185
品種:ソーヴィニヨン ブラン(70%)、グロロー グリ(30%)、ムニュ ピノ
*無濾過

~やわらかく華やぐ、ロワールの白の新境地~

ソーヴィニヨン ブランを主体に、グロロー グリとムニュ ピノを少しだけ加えた白ワインです。

*ブレンドの割合が5%以下の品種はラベルに記載できないという決まりがあるため、現地ラベルには無記載となっております。

アルコール度数は11.7%、残糖0.3g/L未満の完全辛口ながら、乳酸発酵によるクリーミーなまろやかさが特徴です。

卵型タンクによる自然発酵+熟成で、華やかな香りとやさしい飲み心地に。

青りんごや白い花、火打石のようなミネラル感も感じられ、ごく微細な発泡がフレッシュさを演出。

ナチュラルながら整った味わいは、軽やかな食中酒としてもおすすめです。

二酸化硫黄は極少量の添加で、無濾過で仕上げているので、ぶどう本来の味わいをダイレクトに感じていただけます。

<おすすめのお料理>
ベトナム風生春巻き、タイ風サラダ、アスパラの白和え、ポロネギのグラタンなど

お盆前後出荷スケジュールのお知らせ(2025.07.23)

MAVIE特約店各位

貴店ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

2025年お盆期間中の出荷スケジュールを以下にご案内いたします。

千葉の提携倉庫が8月9日(土)から8月17日(日)までの9日間休業となり、同期間は出荷停止となります。

お盆期間中出荷スケジュール

お盆前最終出荷

受注締切:8月8日(金)正午まで

⇒出荷日:8月8日(金)

お盆後初回出荷

受注期間:8月8日(金)午後から8月18日(月)正午まで

⇒出荷日:8月18日(月)

ご注意点

  • お盆期間中の8月9日(土)~8月17日(日)まで事務所も休業とさせていただきます。
  • 8月9日(土)から8月17日(日)の間は提携倉庫が休業のため出荷できませんので、ご注意ください。
  • 全てのご発注が千葉・メーデルジャパンからの出荷となり、北海道、山陰及び山口県、九州はお届けが翌々日以降となります。
  • 物量増加と交通渋滞などの影響で、一部地域では配送遅延などが発生する可能性がございます。そのため、余裕を持ったご発注にご協力くださいますようお願い申し上げます。
  • お盆前の大量発注につきましては、8月4日(月)頃を目途にご発注いただけますと幸甚です。

ご理解ご協力のほど何卒宜しくお願いいたします。

マヴィ株式会社

アルザス エデルツヴィッカーに関するお知らせ(2025.07.16)

MAVIE特約店各位

平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

再入荷した「アルザス エデルツヴィッカー」を検品中に若干ですが、ラベルのシワが確認されました。

昨年までの大阪の倉庫ではなく、新倉庫の千葉メーデルジャパンでの検品の結果、若干のラベルのシワが見られるとの報告を受けております。

ただこれは、これまでの倉庫では許容されていた範囲の程度と判断されます。

大手メーカーでは不良品とされる場合もあるかと存じます。

また全量ということで置き換える商品もございませんので、このまま出荷をさせていただきます。

ご理解賜りますようお願い申し上げます。

マヴィ株式会社

2025年価格改定のお知らせ(2025.07.14)

MAVIE特約店各位

平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

1ユーロが170円を超える円安が続いており、また中東情勢悪化のためスエズ運河が通れず南アフリカ喜望峰回りという19世紀の状態に戻ってしまったことで、所要日数がほぼ二倍、船賃が高騰し、ワインインポーターの経営は極めて厳しいものになっています。そこへトランプショックでの消費落ち込みが追い打ちをかけてきました。

生産者からのワイン仕入れは前払い、資金回収は販売後翌月末で、仕入資金は銀行借入れが常ですが、銀行は貸し渋りをしています。この秋に入港する船の商品発注は資金が不足してしまい、私が個人的に立替えて送金している状況です。

リーマンショックや東日本大震災の時も個人的に資金を立替えた結果、個人貯金が1万円を切るところまで行くということも経験しましたが、仕入れは前払いですから、景気回復して売上が回復すれば回収できました。

しかし今回はコロナ、ウクライナ、中東危機、トランプショックと連鎖が止まらず、卸売上は落ち続けており、このままでは資金不足から抜け出せません。

そこで特約店の皆様にお願いがあります。

1.価格改定

2025年9月1日より価格改定を行わせていただきます。
前回2023年10月に改定をいたしましたが、その後も円安が進行しこれ以上の据え置きができません。なるべく抑制できるようギリギリの検討しておりますので、8月下旬までには調整してお知らせいたします。

2.積極的拡販

マヴィのワインをお客様に積極的にお勧めください。

価格改定で商品粗利率が幾分上がりましても、販売数量が落ちますと経営悪化してしまいます。
販売数量がコロナ前に戻れば、在庫回転率が高まり資金繰りを安定化できます。

今後も優れた生産者のオーガニックワインを継続して販売していくために、皆様のご理解とご協力を賜りたく存じます。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

マヴィ株式会社

ガスコーニュ ロゼ規格変更のお知らせ(2025.07.14)

MAVIE特約店各位

平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

新しく入荷したロットより、ガスコーニュ ロゼの規格が変更となります。

60005ガスコーニュ ロゼ

  • 規格変更:コルク栓からスクリューキャップに変更
  • 切替時期:間もなく切り替わります

マヴィ株式会社

ボジョレーヌーヴォー2025特別先行予約のご案内(2025.07.14)

MAVIE特約店各位

2025年のオーガニックボジョレーヌーヴォーの予約を開始いたします。

競合撤退で商機あり!

アサヒビールやサッポロビールに続き、今年はキリンビール(メルシャン)までボジョレーヌーヴォーの取り扱いを中止するとのことで、市場では事実上サントリーのデュブッフしか選択肢がないという事態が予想されます。

もちろん中小のインポーターもこれに続くでしょうから、マヴィのオーガニックボジョレーを選択肢に入れていただける機会が大きくなると見込まれ、オンリーワンポジションが狙えると予想されますので、例年以上のご拡売を目指していただけると考えております。

発売アイテムは2種

販売品目は例年通り、シュブランさんのボジョレーヌーヴォーと、ランポンさんのボジョレーヴィラージュヌーヴォーの2アイテムです。

シュブランさんは2008年ビオディナミーに転換し、デメターの認証付になっています。

毎年無理を言って、ご高齢のランポンさんにヌーヴォーを造っていただいておりましたが、「今年はもう造れない」と一度断られました。

そこを粘って「極少量でも」とお願いし、ようやく360本だけ造っていただけることになりました。ヴィンテージ2025年がおそらくランポン家最後のヴィンテージとなりそうです。

ご注意事項(必ずお読みください)

  • ご予約はケース(12本)単位でお願いいたします。
  • ご予約後のキャンセルはご遠慮ください。
  • 納品日は解禁日の数日前を予定しております。決まり次第ご連絡いたします。
  • 早期割引期間終了後は通常価格となり、ご用意できる場合のみ承ります。

2025価格

商品名希望小売価格7月特別価格
(7/14-7/31迄)
8月特別価格
(8/1-8/31迄)
ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォー¥5,500¥5,400
ボジョレー ヌーヴォー¥4,400¥4,200¥4,300
  • 税別価格となります。
  • 特別価格に貴店の掛け率をかけた金額が納入価格となります。

具体例)掛率70%の場合

ボジョレーヌーヴォーを1ケース(12本)、7月にご予約の場合

⇒¥4,200×0.7=¥2,940(こちらが納入単価です)

生産本数

シュブランさんは昨年同様にご予約分だけをヌーヴォーにしていただき、残りは熟成用として醸造していただきます。

ご予約いただいた数量に破損予備分を乗せたギリギリの数量で輸入いたします。直前の追加をお受けできない状況が予想されますので、早めの数量確保にご協力くださいますよう、よろしくお願いいたします。

ランポンさんはご高齢のため、今年のヌーヴォーが最後となります。

ボジョレー ヴィラージュ ヌーヴォーは360本しか入荷しません。

シュブラン家のボジョレーヌーヴォー

ボジョレー地区南部で5世代前から続くワイン農家です。

父のフランソワは 元農学校教授、2008年からビオディナミ農法に転換しました。現在は娘のフローレンスと甥のジョフレイが中心となってワイン造りを行っています。

ボジョレー地区ながら、畑の地質はヴィラージュ地区によく似たミネラルが豊富な花崗岩質で、きれいな酸味と果実味が特徴のヌーヴォーに仕上がります。

ビオディナミってどんな農法?

ルドルフ・シュタイナーの人智学に基づく有機農法。農場を自己完結した生命体と捉え、天体の運行に合わせた農業暦を実践。牛の角に詰める牛糞やカモミール等の薬草から作る「プレパラシオン」という調合剤を散布し、土壌と植物の生命力を高め、植物の免疫力を向上させることを目的とします。科学的実証は限定的ですが、テロワールの純粋な表現を追求する高品質ワインの分野で高く評価され、世界で採用が拡大しています。

ロワール地方の生産者ボワザール家に聞いた「プレパラシオン」(2025年6月2日訪問)

ランポン家のボジョレーヴィラージュヌーヴォー(360本限定)

ボジョレー地区北部にあるレニエ村に3haの畑を1977年から所有し、1983年からオーガニック農業を行っています。

耕作は馬、収穫は手、絞るときの動力さえ人間、という徹底した手づくり派です。濾過せず瓶詰めしたヌーヴォーは、つくり手の人柄そのものを反映したような、優しく滋味あふれる味わいです。

レニエ(クリュ ボジョレー)という熟成タイプのワインしか造っていませんが、マヴィのために特別にボジョレーヴィラージュヌーヴォーを造っていただいています。

ランポンさんのボジョレーヴィラージュヌーヴォーは7月早期予約分で完売いたしました。

どちらの生産者も少量生産で、唯一無二の品質を誇るオーガニックボジョレーワイン生産者です。
ひとりでも多くのお客様に手に取っていただき、今年の味わいをお楽しみいただければ幸いです。

<ご予約に関する注意事項>
ご予約後のキャンセルはお受けできませんので、ご了承のほど何卒宜しくお願い申し上げます。

ご予約は下記にご記入ください。


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    長野県塩尻産ワイン特別販売のご案内(2025.06.30)

    MAVIE特約店各位

    平素は格別のお引き立てをいただき、厚く御礼申し上げます。

    マヴィで10年以上も経理を担当しているMinoriさんが長野県塩尻で立ち上げた「Shiojiri.Minori. Vineyard」のワインを、特約店に皆さまにご案内いたします。

    <Shiojiri.Minori.Vineyard>

    Minoriさんはもともとワインが好きでマヴィに入社し、飲むだけでなく実際に造りたい!との情熱から2019年より長野県塩尻市でぶどう栽培を始めました。

    有機認証はまだ取得していませんが、化学肥料や農薬を一切使用せずにぶどう栽培を行っています。

    「季 MINORI」ワインは、今年で3年目のリリースとなります。

    <畑について>

    塩尻市の中でも見晴らしのよい片丘に、ぶどう畑があります。

    単一品種を植えるのではなく、ひと畝ごとに違う品種を植えています。こうすることによって、病害による被害を最小限にすることができます。

    病害対策として、オーガニックで認められている硫黄とボルドー液のみ使用しています。

    ぶどうの実はひと房ごとに雨除けの紙がかけられ、動物に食べられないように害獣除けのネットで守られています。

    白ぶどうの畑

    白ぶどうの品種

    • ケルナー
    • ソーヴィニヨンブラン
    • ピノブラン
    • ピノグリ
    • シャルドネ
    • アルバニーリョ

    黒ぶどうの畑

    黒ぶどうの品種

    • カベルネフラン
    • メルロー
    • ガメイ

    <ワイン造りについて>

    ~皮が紫色だけど、実は白いピノ グリ~

    収穫は手で行います。ひと房ごとケースに入れ、果実が潰れないように細心の注意を払います。

    収穫したぶどうを選果し、ワイナリーまで運びます。

    発酵はぶどうの果皮に付いた天然酵母で自然に行います。培養酵母は使いません。

    ~赤ワイン用のぶどうを手で除梗~

    真心こめて造ったMinoriさんのワインをお客様にご案内ください。

    <Shiojiri Minori Vineyard価格表>

    商品番号商品名ヴィンテージ希望小売価格
    (税別)
    納入価格(一律)
    (税別)
    76001季 MINORI BLANC2024¥3,200¥2,560
    76002季 MINORI ROUGE 2024¥3,200¥2,560

    *特別商品のため、納入価格は一律8掛けとなります。

    76001 季 MINORI BLANC

    <使用品種>

    • アルバニーリョ
    • ケルナー
    • シャルドネ
    • ピノグリ
    • ピノブラン
    • ソーヴィニヨンブラン

    <収穫と醸造>

    2024年9月15日に一斉に収穫し翌日に搾汁。次の日に澱引きし、上澄み液だけをステンレスタンクに入れる。発酵の期間は約1ヶ月。糖分が少し残っている状態で小樽に入れる。樽の香りをつけるというよりは熟成のため。樽での熟成期間は4か月。2025年2月末に瓶詰め。

    <味わい:Minoriさんご本人のコメントです>

    桃、トロピカル、紅茶っぽいニュアンスがうちのワインの特徴だと思う。今年は酸もしっかり感じられる。白は、赤(ワインを飲まない人にも人気)に比べてワイン好きの人の方が今年の評価が高い。
    前の年は糖度が高くシェリー香などがある個性的なタイプで、スタートからメインまでいけるボリューム感があった。
    今年は、個人的には控えめであまり個性が少なめに感じるが、瑞々しさ、フレッシュな感じで美味しい。マイナスポイントが少ない。メインよりは乾杯やアペリティフ。ワインだけでも楽しめる。

    76002 季 MINORI ROUGE

    <使用品種>

    • メルロー
    • カベルネフラン
    • ガメイ

    <収穫と醸造>

    9月末にガメイを収穫、翌日に全房のままステンレスタンクに入れてマセラシオンカルボニック。
    10月13日にメルローを収穫。翌日に手除梗(なるべく潰さないように。粒だけにする)してガメイが入っているタンクに追加。
    小さなタンク(600L程度)なので、上にある空間から腐敗や酸化のリスクがあるため二酸化炭素を上から充填して酸化を防止する。※日本だと400~600Lの小仕込みが多い。
    10月26日にカベルネフランを収穫。その日のうちに手除梗してタンクに。低温発酵でゆっくりエキスを出す。
    2週間後の11月中旬に搾汁し、同じステンレスタンクへ戻す。(本当の意味での発酵スタート。)
    2ヶ月後にフレンチオークの樽へ移す。(樽の香りは強くない。)樽熟は3ヶ月。
    樽に入りきらなかった分は瓶に入れて瓶熟→樽のものと合わせて最終瓶詰め。

    <味わい:Minoriさんご本人のコメントです>

    強すぎないけど赤で味わいもあるものが良いなと思ったときに、品種としてはヨーロッパのものを選んだ。日本の気候や天候の影響で違うイメージになったが、ネガティブではなく個性として楽しみながら3年間やってきた。
    2023年はガメイを入れずに、メルローとカベルネフランを半々で仕込んだ。どちらかというと赤の果皮や種のニュアンスが強めにあった。

    塩尻ワインの特徴ではあるが、インクっぽいニュアンスがあった。時間をかけて味わわないと良さがわかりづらかったり、食事に合わせるのが難しかったりした。
    自分は、赤でもぐびぐび飲める、昼間にサンドイッチと一緒に合わせるような飲みやすいものが造りたかった。
    赤でも軽やかで果実感、ジューシーな感じを出したスタイルにしたかったので醸造を委託しているところに相談。
    出来上がるまでどうなるのかわからなかったが、飲みやすいのに滋味深さもある好みの味わいに仕上がった。軽く冷やして飲みやすいワインに仕上がったから良かった。

    ワインを普段飲んでない人にも飲みやすいと好評。
    ガメイを入れたのもあるかもしれないが、滋味深い、牧歌的、土のニュアンス。お芋のお料理や山菜にも合いそう。日本の食卓にに寄り添うだろうなと思った。


    ご注意事項

    • ご発注はケース(12本)単位でお願いいたします。
    • ご発注後のキャンセルはご遠慮ください。
    • 初回出荷は7月2日(水)締め切り→7月4日(金)発送となります。7月第二週からは平日正午までのご発注を翌日発送いたします。
    • 白ワイン120本、赤ワイン80本のご用意しかございません。本数に達した場合は、今年の販売は終了となります。
    • ワイナリーから直送のため送料が別途かかります。

    送料

    お届け先料金(クール)
    北海道2050円
    北東北1690円
    南東北1580円
    関東1580円
    信越1580円
    北陸1580円
    中部1580円
    関西1690円
    中国1810円
    四国1810円
    九州2050円
    沖縄3090円

    *送料は税別価格となります。

    ご発注は下記フォームよりお願いいたします。

    季 MINORI 赤・白 ご発注専用フォーム

    2024年産ワインは完売いたしました。

    沢山のご発注ありがとうございました。

    マヴィ株式会社

    フランス最新情報 その3「ボワザール家」(2025.06.20)

    MAVIE特約店各位

    いつもご利用いただきありがとうございます。

    6月2日(月)にフランス・ロワール地方のオーガニックワイン生産者「ボワザール家」を訪問いたしました。

    現地の最新情報をご案内いたします。

    <序章>

    昨日はアンジェで1泊したので、ボワザール家まではAngers Saint-Laud駅から最寄りのPort Boulet駅まで在来線で移動しました。生産者さんとのやり取りはもっぱらWhatsApp。

    電車に乗ってからファビアンに「無事に乗車しました」とメッセージを送ると、「何時に着くんだっけ?」と冷や汗もののメッセージが・・・

    もうすぐ着くけどどうしよう。。。と思っていたところ、無事にファビアンが駅まで迎えに来てくれました。

    (他の生産者さんで約束を忘れてはいなかったけれど、駅で1時間待ったことがあったので・・・)

    ワイナリーについて

    ~ワイナリーのシンボルはローマ神話に出てくるお酒の神様「バッカス」~

    ぶどう畑について

    1996年に両親が3haの畑を購入し、兄のシリルが初めてワインを仕込んだのが1999年。
    1998年から2003年にかけてワイン農家を引退する方からサンニコラドブルグイユの畑を5ha買い足す。この期間に弟のファビアンがぶどうの樹を植え替え始める。

    2007年にBrain sur Allonnesに7haの畑を購入し、7種類の異なる品種を植樹。

    <7種のぶどう品種>*すべてVin de FRANCEの格付でブラン ド フォリーシリーズに使用

    • sauvignon blanc(ソーヴィニヨンブラン)
    • cabernet sauvignon(カベルネソーヴィニヨン)
    • chenin(シュナン)
    • grolleau noir(グロロー ノワール)
    • grolleau gris(グロロー グリ)
    • meslier Saint-Francois(メリエ サン フランソワ)
    • menu pineau(ムニュ ピノー)
    • pineau d’aunis(ピノー ダニス)→黒コショウの香りを持つこの地域で特徴的な品種


    こちらの畑では羊を放牧しており、生態系の調和を大切にしています。

    「羊を放牧していて、ほかの動物に食べられたりしないの?」と聞いてみたところ、子羊をきつねに食べられたことがあったそうです。通常は群れて寝てるので、あまり被害はないということでした。

    品種を選んだ基準は、アルコール度数が低めで病気に強いということでした。
    現在、トータルで15haの畑を持っています。

    従業員について

    兄のシリルと弟のファビアン、4名の従業員でワイナリーを運営しています。

    従業員のうち2人は70%勤務、残りの2人は50%勤務。

    他のワイナリーは働き手を見つけるのが大変で、東欧からの季節労働者を雇っているとのこと。

    自分のところはそうではなく、全員社員で回しているといっていました。シリルが畑とカーブを担当しており、ファビアンはすべてを担っています。

    畑の見学

    ワイナリーに着いてすぐに畑を案内していただきました。

    (1)樹齢2年のカベルネフランの畑

    畝と畝の間には、お花と穀物を混ぜた種を撒きます。

    こちらの畑はまだ若いので、養分が取られないように根元に生えた雑草は刈るようにしています。

    ベト病対策として、ボルドー液を撒いたばかりでした。

    撒いた量は3kg/haと、必要最低限のとても少ない量しか撒きません。

    (2)樹齢10年のカベルネフランの畑

    AOCの規定がグイヨ サンプルでぶどうの樹を仕立てるのが決まりとなっています。

    ちょうど開花のシーズンでした!今年の開花は2週間も早いそうです。

    (3)樹齢60年のカベルネフランの畑

    できる限り古い樹を残すようにしていますが、暑さでダメになってしまう樹もあるため、毎年少しずつ新しい樹に植え替えています。

    まるで洞窟のような天然のセラー

    ~突然出てきた扉~

    ~ファビアンが鍵を開けてくれます~

    入口は狭いですが、入ってみると中々の広さに驚きます。

    家を建てるために石灰岩を掘り出した後の空間で、なんと150年前からセラーとして使われていた場所だそうです。

    年間を通じて温度が8~13℃で、ワインにとっては理想的な環境です。

    天井をよく見ると、伸びたぶどうの根を確認することができます!

    固い石の中まで入り込むぶどうの生命力に驚くばかりです。

    ~動画:樽の中で発酵中の白ワイン~

    *途中でピンボケします。(すみません)

    涼しいセラーの中はゆっくりと白ワインを発酵させるのに理想的な環境なので、こちらで約1年間かけて発酵させます。

    ファビアン曰く、樽を使うのは香りを付けるためでなく、発酵のために使うとのことです。

    木を通して空気の出入りがあるのが良いそうです。こちらの樽に入っているのは、2024年に収穫したシュナンです。

    白ワインの醸造所

    続いて、白ワインの醸造所に案内していただきました。

    こちらも地下は天然のセラーとなっていました。現在は地下部分を使用していないそうですが、冷たい空気を利用するため、床の一部が開いていました。

    卵型の発酵容器やイタリア産の陶器ジャーなどが置いてありました。

    ~除梗の機械~

    ぶどうの粒が白い網を通って出てくる仕組みになっています。

    ~収穫の容器~

    小さな容器に20kgまでしか入れません。ぶどうが潰れないように丁寧に扱います。

    赤ワインの醸造所

    新しくつくった醸造所で、壁はパイン材を使用しています。

    空調なしで11~21℃を保つことができる理想的な醸造所です。

    *赤ワインの場合、発酵がうまく進むように20℃は欲しいとのことでした。

    コンクリートタンク、グラスファイバータンク、ステンレスタンク、大樽とバラエティ豊かな容器が並びます。

    マヴィ未輸入商品をテイスティング

    (1)ブラン ド フォリー ペティヨン 2023

    シュナン95%にメリエ サン フランソワを5%ブレンドしたスパークリングワインです。

    メリエ サン フランソワはフランス全土で30haしか栽培されていないレア品種です。

    *ぶどうの使用割合が5%以下の場合は品種名を記載することができないので、現地裏ラベルにはCheninの表記しかありません。

    ブリュット ナチュールで仕上げています。

    *ブリュット ナチュール:瓶詰後に門出のリキュールを添加しない

    爽やかな酸味とフレッシュな果実味で、グビグビ飲んでしまう仕上がりです。

    シュナンのスパークリングワインはあまり造られていないので、人気があるとのことでした。

    (2)ブラン ド フォリー 白 2024

    ブラン ド フォリーシリーズの白ワインとして15年前から造っている白ワインです。

    ソーヴィニヨンブラン70%、グロロー グリ30%、ムニュ ピノ5%ぐらい

    白いプラスティック製の容器で発酵させ、そのまま滓と一緒に4ヶ月間熟成させます。

    グロロー グリはアロマティックな品種で、ハーブ感のあるソーヴィニヨンブランとのバランスが心地よい、とても飲みやすい白ワインです。

    (3)ブラン ド フォリー シュナン 2024

    シュナン100%の白ワインです。

    陶器のジャーで発酵させ、滓と一緒にそのまま6ヵ月間熟成させます。

    シュナンのふくよかさの中にミネラル感と少し白コショウのニュアンスを感じる仕上がりです。

    (4)ブラン ド フォリー シュナン 2023(樽仕込み)

    天然のセラーで樽を使って1年間発酵&熟成させた、シュナン100%の白ワインです。

    熟成後に陶器のジャーに入れて3ヶ月保存します。

    こうすることによって、瓶詰前に味が落ち着きます。

    しっかりとした酸味にほど良い樽の香りが合わさり、ボリュームのある仕上がりです。

    ファビアン曰く、ソースを添えた白身魚や鶏肉の料理がお勧めとのことです。

    (5)ブラン ド フォリー ピノ ダニス 2024

    ピノ ダニス100%の赤ワインです。

    ピノ ダニスは一度廃れた品種でしたが、15年位前からその良さが再確認されている品種です。

    全房を7日間醸してから発酵させます。

    TOPに黒コショウの香りがしますが、味わいはフルーティです。

    後口に突然タンニンを感じます。

    そのことをファビアンに告げると、「ボリューム感はないのに、最後にタンニンが突然やってくるのが特徴なんだよ!」と教えてくれました。

    〇シュナンの収穫時期について

    1回目はスパークリングワイン用、2回目は約10日後にブラン ド フォリー 用に、3回目は樽で仕込む白ワイン用に収穫するそうです。

    (6)ブラン ド フォリー ジュース 2024

    探し求めていたオーガニックぶどうのジュースがありました!

    グロロー ノワール100%の無濾過のジュースです。

    ファビアン曰く、グロロー ノワールは甘すぎない品種なのでジュースにしてみたとのこと。

    9月に収穫したぶどうを醸造所で搾汁し、近くの殺菌できる施設までもっていき、ボトリング&加熱殺菌するそうです。

    賞味期限は製造から3年。

    容量は750mlと1000mlがあります。

    2025年を特別に作っていただけることになりました。

    どちらの容量が良いかみなさまにアンケートを取りたいと思いますので、ぜひご協力をお願いいたします!

    〇ラベルデザインについて

    ボワザール家のPOPなラベルは、いとこのイラストレーター Mathieu(マチュー)が担当しています。バッカスや鳥をモチーフにしたビビットで可愛らしいラベルはフランス国内でも人気があるとのこと。

    ビオディナミについて

    ボワザール家はビオディナミ農法を実践しています。*認証は未取得

    ビオディナミ農法は、かの有名なロマネ コンティやルロワなども実践しているかなりマニアックな農法です。

    ごくごく普通のフランス人にこの話しをすると、「黒魔術的な手法だよね」と言われます。

    ボワザール家は地域のオーガニックワイン農家10軒と協力して、一緒にプレパラシオン(調合剤)を作っているそうです。

    こちらの写真にある牛の角は、プレパラシオン500に使っていたものです。

    プレパラシオン500は、雌牛の角に牛糞を詰めた状態で地中に埋め、春に掘り起こして使います。

    10軒の農家分(畑の面積にすると150ha)をまかなうのに、なんと400個の角が必要とのことです。

    ビオディナミに関しては、ファビアンが説明してくれた動画を撮影したので別の機会にご紹介いたします。

    ご興味のある商品やご質問などございましたら、お気軽に羽鳥までご連絡ください。

    マヴィ 羽鳥

    フランス最新情報 その2「ショヴァン家」(2025.06.18)

    MAVIE特約店各位

    いつもご利用いただき誠にありがとうございます。

    6月1日にフランス・ロワール地方のショヴァン家を訪問いたしました。現地の情報をご案内いたします。

    <序章>

    前日の5月31日にサッカー・UEFAチャンピョンズリーグ決勝戦でパリ・サンジェルマンが優勝!

    日本のテレビでもその様子が報道されていたかと思いますが、その日は全パリ市民がテレビを観ているのでは?という位の騒々しさでした。

    翌日にシャンゼリゼでパレードがあったようで、シャンゼリゼ付近の駅は警備上の理由で停車せずに通過となっておりました。

    パリのマダムに「地下鉄で絶対に携帯を出してはならぬ!」とのアドバイスをいただいたのでドキドキしながらメトロでパリ・モンパルナス駅まで向かいました。

    *現地の方でもメトロ乗車中はバックの中で携帯が見えないようにして検索するらしいです。

    さて、パリからロワール地方までの移動はTGVを使います。TGVは予約が必要な高速列車で、日本に例えると新幹線でしょうか。

    直前までホームがわからないため、みな電光掲示板を凝視し、ホームが決まると列車目指して移動が始まります。

    オーガニックワインを取り揃えたカーブがあるレストラン

    ショヴァンさんから、「お昼前に着くならば一緒にランチはどうですか?」という嬉しいお誘いを受けたので、到着後すぐにレストランがあるBRISAC村まで移動。

    ~食前酒に良く冷えたアンジュー白を~

    ショヴァンさんが案内してくれたレストランL’ARDOISEは、地元のオーガニック食材を使ったレストランでした。ワインの種類はなんと、300種類!もちろん、ショヴァンさんのワインも並んでいます。

    ~アヒルのグリル・ポレンタ添え~アンジュー赤と一緒に

    畑の見学

    ~ショヴァン家の醸造所と畑がある所をペンで指してもらう~

    美味しいランチをいただいた後にショヴァンさんの車で移動し、下記の順番で畑を見せていただきました。ショヴァンさんは、醸造所を中心に半径1~1.5kmの範囲に合計7haの畑を持っています。

    • シュナン ブラン:5ha
    • カベルネ フラン:1.5ha
    • グロロー:0.5ha

    ショヴァンさんはこの地域に昔からあったシュナンという品種をとても大切に思っています。

    もともとコトー ド レイヨンには1950年代まではシュナンしかありませんでした。甘口ワインの産地として有名でしたが、甘口ワインの需要が徐々に減ったため、辛口ワインを多く造るようになりました。

    その後少しずつ赤ワインの品種も植えられるようになったとのこと。ショヴァン家では1970年代、はじめて現当主ポール=エリックの父がグロローとカベルネフランを植えました。

    (1)樹齢15年のシュナンの畑

    ちょうど開花が始まっていました。開花から100日後を目安に収穫するそうです。

    開花の時期は短い方が理想的で、長くなると実にバラつきが生じたりするので、あまり良くないようです。

    シュナンの葉は葉脈が少し赤いのが特徴です。

    (2)樹齢15年のグロローの畑

    グロローは病気に強く、生産性のある品種です。

    1960年代から70年代に流行りましたが、そのあと廃れてしまったそうで、今日その良さが見直されている品種とのこと。実が長く、たくさん生るそうです。

    タンニンはあまりなく、大きな葉が特徴です。

    ショヴァンさんによると、他の地域ではあまり栽培されていないとのこと。

    (3)樹齢45年のカベルネフランの畑

    こちらも順調に花が咲いていました。

    古い樹についた大きなカタツムリを発見!

    「取らなくて大丈夫ですか?」と聞いたところ、若芽の時期は葉を食べてしまうので気を付けているそうですが、葉が大きくなった後は食べ尽くされる心配はないのでそのままにしているそうです。

    (4)カベルネソーヴィニヨンの畑

    カベルネフランと比べると生育が遅いです。(まだ花は咲いていませんでした)

    ロゼワインのブレンド用として少しだけ栽培しています。他の品種と比べると葉が小さいですね。

    (5)樹齢54年のシュナンの畑

    古い樹は出来る実の数は少ないのですが、それでしか表現できない味わいがあるとのこと。

    こちらのシュナンは、AOCコトードレイヨン ヴィエイユヴィーニュ(甘口)に使っているそうです。

    ヴィンテージについて聞いてみた

    最近の気候変動について

    10~15年前から昔よりも早く収穫するようになった。昔は9月初めに収穫を開始していた。

    2022年

    異常に暑かった年。最高気温が35~36℃まで上がった。

    2023年

    自分にとっては良い年だが、収穫の前に雨が沢山降って、選果が大変だった。暑すぎる状態で雨が降ると小さな虫がぶどうの果皮を刺して、その実は酢になってしまう。

    2024年

    雨が多く、難しかった年。日照時間が少なかったので、収穫も遅くなった。収穫時期は9月末から10月上旬。

    2025年

    開花がいつもより早い。開花は1週間くらいでサーっと一気に終わるのが理想的。今のところ、ベト病とうどんこ病の心配はなさそう。良いヴィンテージになりそうな予感。

    醸造や栽培について

    ろ過について

    • 白ワイン:2022年と2023年は無濾過
    • 甘口白ワイン:再発酵防止のためろ過を行う
    • 赤ワイン:無濾過

    無濾過の理由は、ワインをタンク内で熟成させる際に自然と澱が下りてくるので、ろ過する必要はないと考えている。

    酵母について

    培養酵母は決して使わない。野生酵母で自然に発酵させた方が、ワインの味わいを表現できると信じている。

    現在の農作業について

    先週(2025年5月第3週)に開花時のベト病対策として硫黄とボルドー液を散布した。オーガニック農業は病気が蔓延する前に対策を取ることがとても大切。

    オーガニックや最近の傾向について

    ショヴァン家は2005年からオーガニック農業に取り組んでいます。

    この地域は1軒を除いてみんなオーガニックとのこと。最近は家族が引き継ぐというよりも、全く農家ではなかった人がワイン造りを始めることが多いようです。

    ロワールではぶどう畑がそんなに高くないので、始めるのが簡単とのこと。ボルドーも有名なアペラシオンを除いては安いようです。

    ボルドーに関しては、コロナ後に赤ワインの消費が減ったため、赤ワインが余ってしまって大変らしいとおっしゃっていました。

    フランスでもここ30年から40年かけてワインの消費が徐々に減っているようです。

    若い人は大手がコマーシャルを流すから、ビールや蒸留酒などのニュージャンルのお酒を飲むようになってきており、毎食ワインを飲む人が減っているとのこと。

    週末など人が集まるときにワインを飲むことが多いそうです。

    オーガニック農業に関しては、2010年から2020年にかけて政府の手厚い支援があったためオーガニックワイン農家が増えましたが、現在は政府の支援が以前に比べると少なくなったので、そんなに増えていないとおっしゃっていました。

    特別なワイン

    黄金色に輝くワイン。

    ソーテルヌのように貴腐菌が付いたぶどうで造った甘口ワインで、良年だった2018年に樹齢54年のシュナンから造った特別なキュヴェです。

    樽で2年半熟成させており、あと10~20年は熟成可能なポテンシャルを秘めたワインです。ショヴァンさんも「もう二度と造ることはできないと思う」とおっしゃっておりました。

    マヴィではお取り扱いがない商品ですが、ご興味がある方は羽鳥までご連絡ください。

    今回撮影した画像

    下記ボタンよりご覧いただけます。(Google フォトに保管しております)

    販促などにお使いいただければ幸いです。

    マヴィ羽鳥