MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
フランスのボワソー教授から今年のボジョレーヌーヴォーのコメントが届きました。
ジェラール ボワソー=デシュアール氏
フランスの名門料理学校エコール フェランディとフランス料理高等専門学校(ともにパリ商工会議所所属の公立職業訓練高等学校)にて、レストラン経営技術ならびにワイン醸造学の教授を25年以上務め、マヴィ創業の1998年に自身が経営するワイン商社JAPEX BIOを立ち上げました。
マヴィのワインのセレクトに協力してくださっている、素晴らしき、そして欠くことのできないパートナーです。
大変な親日家でお好み焼き(特に牡蠣おこ)を愛し、来日回数も40回以上に及びます。
ソムリエコンクールの審査員としてもたびたび日本を訪れ、日本食とワインの相性にも通じた専門家です。
<2023年はボジョレー地方にとってどんな年だったか>
ヴィンテージ2023年は、もはや避けられない気候変動の影響を大いに受けた年と言えるでしょう。極端な気温の変化や水不足、雹の嵐により、収穫は8月28日という早い時期から始まりました。
2023年は近年の2021年や2022年よりも、どちらかというと2020年ヴィンテージの品質に近い印象です。
【ランポン家のボジョレーヴィラージュヌーヴォー2023】
<外観>
わずかに紫色がかった輝きと透明感のある濃いレッド
<香り>
チェリーやカシスのような赤い果実の香り
<味わい>
しなやかで骨格のしっかりとした味わいで、ほのかな酸味が全体を引き締めています。余韻も長く、ランポンさんのボジョレーヴィラージュらしさがあります。
難しい天候だったにも関わらず、私たちが好むボジョレーヴィラージュヌーヴォーのお手本のような味わいに仕上がっています。
新酒として今飲んでももちろん楽しめますが、このヴィラージュ ヌーヴォーは時間をかけて味わいが発展する力を持っているので、ぜひ熟成したものも飲んでみてほしいと思います。
*セラーなど適切なコンディションで保存すれば2~3年は美味しく熟成します。
テイスティングの際も急ぐことなく、飲む楽しみを感じながらゆっくり味わってください。私は抜栓から24時間後にも試飲しましたが、味わいの質はほとんど変わらず、このワインの質の高さを物語っています。
<マリアージュ>
アペリティフ(食前酒)として友人同士で楽しんだり、シャルキュトリーや豚や鶏などの白身の肉、ローストしたお肉、チーズや洋梨のワイン煮がお勧めです。
【シュブラン家のボジョレーヌーヴォー2023】
<外観>
クリアで美しい輝きのあるわずかに紫がかったチェリーレッド
<香り>
赤いラズベリーのとてもフルーティな香り
<味わい>
しっかりとした骨格を感じます。バランスが良く、酸味と余韻も長いです。2023年は天候に左右されやすい年でしたが、ボジョレーヌーヴォーらしさのある良い仕上がりです。
新酒として今飲んでも楽しめますが、丁寧な造りのおかげで2年は熟成できるポテンシャルを持ったヌーヴォーです。
<マリアージュ>
アペリティフ(食前酒)として友人同士で楽しんだり、リヨン料理(ウフ・アン・ムーレット、魚のフライ、リヨンソーセージ、山羊のチーズ)がお勧めです。ピザ、焼き鳥や照り焼きチキン、しゃぶしゃぶ、ノルマンディーの美味しいカマンベールチーズもお勧めです。