タイプ:中重口(ミディアムフルボディ)
生産国:イタリア(マルケ州)
生産者:カプリオッティ家
格付:DOC Piceno
内容量:750ml
JANコード:4571114856686
品種:サンジョヴェーゼ
【珍しい古代の製法を用い、サンジョヴェーゼの魅力を引き出したワイン】
サンジョヴェーゼの力強さや香りなど、本来の特徴を再発見できるワインです。
立ちあがるアロマには完熟したカシス、ブラックベリー、ブラックチェリーやスミレの香りを感じ、それにバルサミコ酢のニュアンスが加わって、フレッシュさが更に引き立ちます。果実香だけに留まらず、削った鉛筆やインクの様な香りとミネラルを感じる香りが複雑味として加わります。
口に含むと、非常にドライな口当たりの後にシュっと引き締めてくれる酸味が続きます。まだまだ力はありますが、少しずつ解れてきたタンニンのテクスチャーも感じます。特筆すべきはこのタンニンです。
発酵時に果実のエキスを余すことなく引き出すサブマージドキャップ(※)という現代では滅多に見ない古代の手法を採り入れており、まるで黒ぶどうを皮ごと噛んだときのようなタンニンの凝縮感や、程よいテクスチャーと果実の美味しさを感じます。
存在感のあるタンニンに引き締まった酸味と溢れ出るアロマに加え、しっかりとした果実の甘さがボディを支えることによって素晴らしいハーモニーを奏でています。口の中に広がるアロマは力強いフレッシュな果実香だけでなく、乾燥させた赤や黒果実の香りに乳製品や皮製品のニュアンスが綺麗に混ざり、思わず魅了されるような見事な複雑味です。
凝縮した果実味と引き締まるようなタンニンの舌触りを感じることができる飲み応え抜群の赤ワインをお探しの方にお勧めしたい1本です。
※サブマージドキャップ
発酵途中で浮き上がるぶどうの皮や種をタンクの中腹でスノコのようなもので塞き止め、固形物全体が常に液体に浸かっている状態にします。こうすることにより色素やタンニンが余すことなく抽出されます。
現代でこの製法を採用しているところはほとんどない、古代の製法です。カプリオッティさんは、さらに現代の手法であるパンピングオーヴァー(タンクの中の液体を上から下へと循環させる)を行うことによって、まんべんなく行き渡るようにしています。
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