MAVIE特約店各位
平素より格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。
フランスのメイエー家とショヴァン家、オーストリアのディヴァルト家より数量限定の新商品が届きました。
とっておきのオーガニックワインは、これからの季節の特別な贈り物にもおすすめです。
ぜひお客様にご紹介ください。
■29026 クレマン ダルザス シャルドネ(長期熟成)

~53ヶ月の熟成が生む優美さと深み~
テクニカルシート
- 品種:シャルドネ
- ヴィンテージ:2018年
- 残糖量:0.84 g/L
- タイプ:スパークリングワイン(辛口)
- アルコール度数:12.56%
- 醸造:発酵と熟成を小樽で行い、瓶内二次発酵によって泡が生成される伝統的な方法で造ります。滓抜きの際にリキュールを添加しない「ブリュット ナチュール」で仕上げています。
- 現地呼称:A.O.C Crémant d’Alsace
2023年に開催された国際スパークリングワインコンクール(*)で、1,300本の中から「世界のトップ10スパークリングワイン」のひとつとして選ばれ、金賞を受賞したワインです。
(*)国際スパークリングワインコンクール
2003年に開始された世界のスパークリングワインを対象とした品評会。世界各国からワインに精通したプロが審査を行う。金賞受賞比率は約5%
テイスティングコメント(塩澤悠-WSET Diploma)
淡いグリーンイエローの輝きと、きめ細かな泡が織りなす美しい外観が印象的なスパークリングワインです。
細やかに立ち上る泡は、53ヶ月間の長期瓶内熟成によるもので、その品質の高さを物語っています。
香りは非常に洗練され、レモンやライム、グリーンアップルといったフレッシュな果実のアロマに、スイカズラや白い花の優美なニュアンスが加わります。また、滓熟成由来のクッキーやトーストのほのかな香りが奥行きを与え、エレガントさを引き立てています。
口に含むと、鋭い酸味のアタックが鮮烈で、きめ細かな泡が豊かなボリューム感を生み出します。長期熟成による効果で、口当たりはクリーミーで滑らか。果実味、ミネラル感、そして熟成由来のリッチで芳醇なニュアンスが一体となり、味わいに深みをもたらしています。余韻は非常に長く、最後には石灰質土壌由来のミネラル感が心地よく残ります。
このクレマンは、南東向きの斜面で育ったシャルドネを100%使用し、控えめな樽熟成を経た後、瓶内で53ヶ月以上熟成されています。その結果、繊細な泡、豊かなボディ、そして骨格のある味わいが生まれ、門出のリキュール(*)を加えないブリュット・ナチュールとして仕上げられています。
(*)門出のリキュール:滓抜きの際に目減りした分を補填するリキュールのこと。
■57010 マルコット

~芳醇な甘みと爽やかな酸が織りなす極上の甘口白ワイン~
テクニカルシート
- 品種:シュナン ブラン
- ヴィンテージ:2023年
- 残糖量:45.1 g/L
- タイプ:白ワイン(やや甘口)
- アルコール度数:12.5%
- 醸造:ステンレスタンクで6~8ヶ月間熟成
- 原産地呼称:AOC Coteaux du Layon
テイスティングコメント(塩澤悠-WSET Diploma)
淡いイエローに輝きが加わり、透明感と上品さを兼ね備えた色調。熟成感をほのかに感じさせつつも、若々しい印象を与える。
第一印象は熟した果実を思わせる甘やかな香り。アプリコットや黄桃、洋梨のコンポートに加え、ジャムや蜂蜜のような濃密なニュアンスが広がる。さらに、タルトタタンを連想させる芳ばしさ、そしてアクセントとして感じられる菩提樹やアカシアの花のフローラルな香りが複雑さを加える。
味わいはやや甘口で、シュナン・ブランらしい高い酸が甘みを引き締める。果実味の層が厚く、特にコンポートにした洋梨や黄桃が際立つ。トーストやパンを思わせる芳ばしいニュアンスが後味に現れ、片岩土壌由来のミネラル感が余韻に現れる。45.1 g/Lの残糖が生む濃密さは、適度な酸との調和で軽やかさを保ち、全体のバランスを完成させる。
シュナン・ブランのポテンシャルを最大限に引き出した甘口白ワイン。フルーティーで複雑なアロマと、酸と甘みのバランスが魅力的な仕上がり。濃密ながらも重さを感じさせず、非常に飲みやすい。
デザートタイムや特別なシーンを彩る、心に残る一本。
■51010 リースリング フクセンタンツ

~エレガントな辛口リースリング~
テクニカルシート
- 品種:リースリング
- ヴィンテージ:2023年
- 残糖量:4.3 g/L
- タイプ:白ワイン(辛口)
- アルコール度数:13.4%
- 醸造:ステンレスタンクで4~12週間発酵後、同じタンクで7か月間熟成。
- 原産地呼称:Bio-Qualitätswein (オーガニック高品質ワイン)
- スクリューキャップ仕様
テイスティングコメント(塩澤悠-WSET Diploma)
「フクセンタンツ」(キツネの踊り)は、静かな田舎の風景をイメージさせる名前を持つ、オーストリア・ヴァグラム地方産の辛口リースリングです。
このワインは、黄緑がかった透明感のある淡いグリーンイエローの外観を持ち、若々しさとエレガンスが際立っています。標高290~330メートルの南向き斜面に位置する砂利質と黄土の豊かな土壌で育まれたブドウから生まれ、砂利由来の冷涼な柑橘系の香りと、黄土がもたらすアプリコットの甘やかな香りが複雑に絡み合います。アカシアやキンモクセイのフローラルなニュアンスも感じられ、香りの層が広がりを見せます。
味わいは最初の口当たりがまろやかで果実味が際立ちますが、時間とともにリースリング特有の高い酸味が広がりを見せ、鮮明で伸びやかな味わいが楽しめます。柑橘系の爽快感とアプリコットのふくよかさが調和し、果実味と酸味のバランスは見事です。酸味が全体を引き締めながら、13.4%のアルコール分がボリューム感を与え、飲みごたえのある辛口ワインに仕上がっています。4.3 g/Lの残糖が感じられることもあり、軽やかさと飲みやすさが特徴的です。
収穫は10月に手摘みで行われ、ブドウは房ごと丁寧に圧搾。自然発酵はステンレスタンクで4~12週間かけて行われ、澱とともに7か月熟成することで、ワインに複雑さと深みを加えています。冷涼な柑橘系の香りと黄土由来の温かみのあるフルーツの香りが、ワインの冷涼感と厚みの両方を引き立てています。
■51014 リースリング リード ゴールドベルク

~ディヴァルト家 最高格付のリースリング ~
テクニカルシート
- 品種:リースリング
- ヴィンテージ:2021年
- 残糖量:7.8 g/L
- タイプ:白ワイン(やや辛口)
- アルコール度数:12.5%
- 醸造:ステンレスタンクで8~12週間発酵後、ステンレスタンクで11か月間熟成
- 原産地呼称:Bio-Qualitätswein (オーガニック高品質ワイン)
テイスティングコメント(塩澤悠-WSET Diploma)
「Erste Lage (プルミエ・クリュ)」に格付けされたゴールドベルク地区で栽培したぶどうのみを使用した、最高峰のリースリングです。
外観は澄んだレモンゴールド。輝きと透明感があり、その美しい色調から、このワインの繊細さと品質の高さがうかがえます。香りは控えめでありながら奥深く、レモンやグレープフルーツといった柑橘系のニュアンスが中心に感じられます。さらに、熟したマンゴーやパパイヤといったエキゾチックな果実の香りが時間とともに顔を出し、土壌由来と思われるほのかなミネラル感が全体を引き締めています。
口に含むとまず印象的なのはその鋭く高い酸味です。約7.8gの残糖がオフドライな印象を与えますが、驚くほどクリスプな酸がその甘みを控えめに感じさせ、全体のバランスを整えています。フレッシュな柑橘系の風味が爽やかに広がる一方で、熟したトロピカルフルーツの甘やかさが柔らかいコントラストを生み出しています。南向きの丘陵地帯で育ったリースリング特有の温かみのある味わいと、ステンレスタンクでの熟成によるクリーンでピュアな印象が見事に調和しています。
後味にはミネラル感が長く残り、余韻は力強くもしなやかです。このワインは現在でも十分に楽しめますが、熟成ポテンシャルも非常に高く、飲み頃のピークは数年先まで続くと期待されます。
瓶に刻まれた1ÖTWとは、最高格付けの葡萄畑から造られるワイン(オーストリアトラディショナルワイン生産者協会による1級畑“エアステ・ラーゲ“)の印です。
皆さまからのご発注をお待ちしております。
マヴィ株式会社