ロゼワイン特集

桜の開花も間近となり、1年で最もさくら色の商品が注目される季節となりました。本場フランスでも、「白にする、赤にする、とりあえずロゼにする?」というようにロゼワインの需要が年々高まっているとのこと。さっぱりとした味わいに、程よいコクもあるロゼワインは白ワインと赤ワインのいいとこ取りで、普段のお食事に合わせやすいことも人気の理由です。勿論、お祝い事でのご利用やギフトにもお勧めのアイテムです。

ボルドー第二大学醸造学部でDUAD(ボルドー大学醸造学部公認テイスターディプロマ)を取得してマヴィに入社した塩澤悠(長野県飯田市の「酒のしおざわ」塩澤賢治社長の長男)が、ロゼワイン全アイテム(シャンパーニュ2種を除く)を試飲してコメントをまとめました。内容は代表田村の監修を受けており、マヴィの公式試飲コメントですので、ぜひ店頭での説明にご活用ください。

①クレマン ダルザス ロゼ 発泡(29014)

【シャンパーニュを超えるクレマンあります!】

このクレマンを口にした人は誰しもこう思うことでしょう。
「なにこれ、美味しい」。
完熟したフルーツのアロマに、リッチな樽や焼き立てのパンを思わせる食欲をそそる香り。
口に含めば何とも濃厚で、それに合わせてくる酸や泡の感じ。
もはや飲んでいるという表現を使うよりも、食べているという表現がぴったりなグルメな1本です。
もしブラインドテイスティングをしたらシャンパーニュと間違えてしまう程、並大抵のシャンパーニュよりも美味しいとお勧めできる自慢のスパークリングワインです!

②シーネフェッレ ロザート ロゼ(70007)

【ロゼを極めた人にこそ試して欲しい1本】

このロゼワインは今まで皆さまが飲まれたロゼとは雰囲気がガラッと変わります。
酸化防止剤(SO2)無添加のロゼワイン。
このワインから香るアロマは非常にバラエティ豊かで従来のロゼワインに飽き足らなかった方にこそ飲んで欲しい1本です。
ハーブ、スモーキー、熟した柑橘、スパイスなど・・・
香るアロマを言い出せば、キリがないほどです。
飲んだ瞬間に理解する、今まで飲んできたようなスッキリ系ロゼとは全く違う重厚なボディ。
マイルドかつ重みのあるこのロゼに、更に複雑味を与える収斂性。
このクセにハマると、もう抜け出せません。
沢山のロゼを飲んだ方にこそ、飲んでいただきたいマニアックな1本です。

③ヴァ―ル ロゼ(25005)

【美味いロゼを飲んだことがない?ならぜひこの1本を!】

ピンと来るワインを飲んだ時、「あ、これは!」と思いますよね。
まさしくこれがそのワインでした。
しかもロゼ!
このロゼを飲んでしまうと、他のロゼに手が出せなくなってしまう程です。
何故かって、このアロマのバラエティと質の高さ。
グランヴァンを開けた時に香るあの上質なアロマが、なんとこのロゼワインから感じられるのです。
イチゴ、チェリー、ブルーベリー、リンゴ、パイン、プラム、アカシア、ハニーサックル、ヨーグルト・・・
思いつくだけでも、こんなに豊富な香りが!
口に含むとバランスの取れた落ち着いた酸味に引き締まる収斂性、長い余韻。
追いかけるように鼻から抜ける多彩なアロマ。
一家に1本はぜひキープしていただきたいロゼワインです。

④コティ ロゼ(67006)

【透明感と力強さを兼ね備えたシチリアのロゼ】

数あるロゼワインの中でも、透明感と力強さを兼ね備えた珍しい1本です。繊細なイチゴのアロマにラズベリーやチェリーの香りに、スミレを始めとした様々な花が入ったブーケの香りも広がります。溢れる期待感とともに口に含むと、上品に広がる味わいと、落ち着きがあってブレることのない真っ直ぐで優しい酸味を感じます。
ネロ ダヴォラで造った赤ワインの面影を感じさせる若干のタンニンとソフトな舌触りもあります。そこに味わいに厚みを与えてくれる、控えめな甘さを感じる果実味が加わります。最後まで味わいを堪能した後に残るのは、先に感じた可愛らしい果実香に加え、スモモジャムを思わせるリッチなアロマ。舌の上にも綺麗な酸味と果実味の余韻が長く残り、最初から最後までとても満足感のある味わいです。季節を問わずに楽しんでいただきたい1本です。

⑤コート ド プロヴァンス ロゼ(25007)

【ひとつのストーリーを感じるロゼ】

開けてから飲み終わるまでが、まるでひとつのストーリーのようなロゼワインです。
質の高い、絡み合った上質でフレッシュなアロマ。
集中して嗅ぐと、赤い果実のジャムを思わせるうっとりとする香りが感じられます。
口に含めば、とても綺麗な酸味に複雑な後味。
無駄なものが一切なく、洗練された味わいです。
長い余韻の後になめらかさが残り、素敵な物語を読んだあとのような気分にさせてくれる、そんなロゼワインです。

⑥シャトー ド ルー ロゼ(44014)

【夏の気分が味わえる、すっきりロゼ!】

まるで地中海の見える白い街に出かけた気分になってしまうような、すっきりとした味わいのロゼワインです。
花束から香るようなフローラルなアロマと若々しい赤い果実たちの香り。
どれをとっても嬉しくなるアロマのハーモニー。
口に含むと晴れの気分にさせてくれる綺麗でさっぱりとした酸味。
それを裏で支えるかのようにミネラルと程よい収斂性があり、フィニッシュの余韻はとても長く感じられます。
十分に冷やしてからグラスに注ぐと、飲んでいるうちに様々なアロマが開いてくるのも楽しみのひとつです。

⑦ボジョレー ペティアン ロゼ(61320)

【搾りたてのアロマを感じるストレートなロゼスパークリング!】

このワインを初めて口にした時、シュブラン家の醸造所が思い浮かびました。
訪問時に嗅いだ圧搾機から流れ出る果汁の香りが蘇ってきます。
収穫したてのぶどうから生まれる、ストレートでフレッシュなアロマ。
本当にシンプルだけど、心地よい香りです。
口に含めば爽快な酸味と泡を感じ「ゴクゴクと飲んでしまいたい」、そんな気分にさせてくれるロゼスパークリングです。

⑧LWツヴァイゲルト ロゼ(51006)

【皆で分かち合いたいスルスル系ロゼ!】

このロゼワインの魅力は、何と言ってもこの飲みやすさとお得感!
ダイレクトに伝わるイチゴやカラメルの様なアロマ、続けて香る柑橘系やハーブ系のフレッシュ感がたまりません。
キレのある酸味に解放感のある口当たり。
飲んだ後に感じるハーブの香りやミネラル感もクセになります!
1Lと容量もしっかりあるので、仲間と一緒に飲む時に最適です♪

⑨ガスコーニュ ロゼ(60005)

【思わぬ驚きがあるロゼワイン】

「分かりやすい美味しさ」は大切なのだと感じさせるロゼワインです。
使用品種はフランス南西地方でも良く使われるメルローとカベルネソーヴィニヨン。上質なメルローから生まれる程よく熟したイチゴやカシスなどの赤いベリーのアロマと、カベルネソーヴィニヨンから生まれるフレッシュハーブとスミレのような香り。アロマで既にバランスが取れていると思いきや、口に含むとマイルドな酸味とまろやかな口当たり。これには思わぬ驚きで嬉しくなってしまいます。落とし物をしたときに優しそうな方から「どうぞ」と笑顔と共に渡されて、ちょっと嬉しくなってしまうような、そんな気分です。ワイン単体でも、料理と一緒でも、様々なシチュエーションで活躍してくれること間違いなしのロゼワインです。